13章で作れる新攻撃チップ、BR突撃回路を2枚SSS+10にしてみた【日本版ラストオリジン】

結論から言えば、あってもなくても大差ありません。

BR突撃回路は既存の攻撃力を増加させるチップのうち、確かに攻撃値の増加が最も高く+160にもなる装備です。

既存の最高値はこれまで150までかつデメリットありきの装備でしたから、デメリットもなく攻撃値+160は確かに"強い"んですが……。

「じゃあ環境が一変か!?」
「既存の攻撃チップ全部ゴミ?」

というと、そうでもないようです。

今回は、25/12/12に実装された攻撃値増加最強の新装備"BR突撃回路"を2枚SSS+10にしてみた、を紹介します。

 

スポンサーリンク


BR突撃回路とは

BR突撃回路とは、日本版ラストオリジンにおける第13区域にてドロップ獲得が可能な装備のうちの一つであり、装備区分としては1キャラに2枚まで装備できる"チップ"枠に相当します。

レアリティB~SSSまで存在し、レアリティが高いほど、強化値が高いほど性能が高くなり最大能力の発揮はSSS+10となっています。

 

入手方法

BR突撃回路は、レアリティB~SSSまで存在するうち入手手段は以下に限定されています。

・13章第2部:13-15ドロップ(Aランク)
・13章第2部:13-8B初回クリア報酬(Aランク)
・13章第3部:13-23ドロップ(Aランク)
・13章実装から一定期間の間だけ開放されているメイン交換所での交換(SSランク)

 

レアリティS以上の入手は装備昇級

BR○○装備系は、基本的にレアリティS以上の入手方法は装備昇級機能に頼ることになります。

装備昇級システムとは、工房で行える装備のレアリティを増加させる機能です。

そのためには一つ下のレアリティの+10まで強化することで、次のレアリティの+0を生成することが可能です。

BR系装備の場合は基本的にレアリティAしか入手手段がないので、最上位のSSSを作る為にはA→S→SS→SSSと昇級させていくことが基本となります。

参考までに、A+0を入手してからSSS入手までに要求される資源や素材は以下の通りです。

※合算値。かつ基地設備における[装備強化効率研究室]及び、施設研究における[強化設備改良]での強化費用削減は未適用とします。

A+0~+10S
各資源8198
特殊合金A ×5(昇級時)

S+0~+10SS
各資源17910
一般モジュール×300
特殊合金S ×5(昇級時)

SS+0~+10SSS
各資源39965
一般モジュール×400
量産型パーツ×150
高級モジュール×20
試作型パーツ×10
アルタリウム×1500(昇級時)

 

SSSの強化は新素材

SSSを強化するためには、新素材「ブラックリバー・モジュール」が必要です。

ブラックリバー・モジュールは第13区域でのみドロップする新素材で、25/11/27に13章の第1部実装と同時に追加されました。

 

SSS+0→SSS+10に必要な新素材数

SSS+0をSSS+10まで強化するためには、ブラックリバー・モジュールが335個必要です。

他にも高級モジュール500や特殊モジュール50、高密度演算強化パーツ75個など汎用素材群も必要としますが、13章まで到達している進行度の方なら余りに余っているはずです。

 

ブラックリバー・モジュールのドロップ率

画像は3Wave構成の13-7を7時間自律戦闘で周回させた結果画面です。

840週して21個ですので、こと3Wave構成のステージで1個獲得する為に必要な周回数は40週のようです。

こと3Wave構成のステージの場合2.5%ということですね……。

3Wave構成の場合、を強調しているのはこのゲームのドロップはWave構成(敵陣遭遇~敵陣撃破までの波のこと)でのWave移行時/終了時にドロップ機会が発生するからです。

例として、13-16だと1Wave構成なので613週してもたった5個(約123週で1個)だったと観測しています。

 

ブラックリバー・モジュールの効率的な集め方

25/12/19現在主流の周回方法である"自律戦闘"では、星4を獲得後に一定時間の間、最短戦闘記録(最速クリア時間)を参照してオフラインででも送り出し続けることが可能です。

この[最短戦闘記録]が最短の30秒に近ければ近いほど、出せる自律戦闘可能時間内での周回数は多くなります。

よって3Wave構成で、最短戦闘記録が30秒のステージを周回が強いと言えます。

13章は前述済みの通り13-16以外は基本的に3Wave構成なので、13-16以外で30秒が取れるならどこでもいいような気がします。

なお自律戦闘に出せる時間は基本的にツナ缶を消費し基礎3時間から伸ばすことが可能です。

1時間増やすためには待機室/装備倉庫/臨時戦闘員待機室/臨時装備保管庫それぞれの合算数1000ごとが必要です。

詳しくは別記事を参照下さい。

自律戦闘に出せる時間を伸ばしたい方むけの記事はこちら。

 

スポンサーリンク

ブラックリバー・モジュールを335個集める時間

純粋に1個獲得するために40週必要なドロップ率のようなので、これを335個分だとして計算すると……。

40(周)×335(個)=13400(周)

13400週をが必要なうち、1週は最短でも30秒なので……。

13400(周)×30(秒)=402000(秒)

402000秒は約4日15時間40分ということになるため、もし24時間張り付いて自律戦闘に送り出し続けることが可能なら5日かからず集め終わることになります。

ただそんな人はまずいないので、だいたい335個集めきるためには毎日自律戦闘に出し続けて1週間程度はかかると思っていいでしょう。

BR回路SSS+10を一つ作る為には、1週間もの間ブラックリバー・モジュールドロップステージに送り出し続ける必要があるということでもあります。

長い目。

 

BR突撃回路SSS+10の性能比較

攻撃チップ系の中では最強なのは間違いありません。

デメリットなしでの攻撃値+160なだけでも強いのに、命中増加+15%も地味に嬉しいポイントです。

ただし編成次第ではどんな場面でも最強、というわけではないことに注意が必要です。

例1)攻撃値も行動力も欲しい時…改良攻撃チップ
例2)攻撃値も欲しいが行動順をあえて下げたい…出力安定チップ
など

以下攻撃増加チップ一覧

出力強化回路Ex+10
・攻撃力+100

出力強化回路ベータEx+10
・攻撃力+120
・回避値-12%

出力強化回路ベータSSS+10
・攻撃力+135
・回避値-11%

改良型出力強化回路Ex+10
・攻撃力+90
・行動力+0.1

出力安定回路Ex+10
・攻撃力+86
・クリ値+12%
・行動力-0.1

出力増幅回路Ex+10
・攻撃力+130
・命中値-60%

出力制御回路Ex+10
・攻撃力+150
・クリ値-12%

 

チップは2枚装備できる

ラストオリジンの装備は大きく分けて3種類あり、チップ、OS、補助装備に分かれています。

このうちチップは2枚まで装備可能なため、今回のBR突撃回路も最大2枚まで装備可能です。

この装備枠はLv20、Lv40、Lv60、Lv80~と言った育成状況の節目で開放され、キャラによって開放される枠の順番に個性がありますが……。

基本的にチップ2、OS1、補助装備1の4枠の装備装着スロットがあるは全キャラ共通です。

 

スポンサーリンク

本題:BR突撃回路SSS+10を2枚装着してみた

左:出力制御回路SS+10……攻撃値+150/クリ率-12%
右:BR突撃回路SSS+10……攻撃値160/命中+15

上記を2枚ずつ装備してみた図です。

こと純粋に攻撃値だけ見たら10なので、2枚なら20……かと思いきや、実際は40の差があります。

これは各キャラごとに設定されているリンクボーナスによる補正のおかげです。

スノーフェザーの場合のリンクボーナス

スノーフェザーの場合は1リンクごとに攻撃力+2%……を5人分のフルリンクゆえ攻撃力+100%効果がチップにも適用され、一枚で160攻撃値が増えるところが実際は320増えている(左の出力制御回路の場合150×2=300。この時点で20の差異が2枚分で40)ことが理由となっています。

このリンクボーナスでの攻撃力+100%は攻撃参加するほとんどのキャラについているため、BR突撃回路SSS+10と既存での攻撃値増加最強装備+10の差異は40と案外あると思っていいです。

逆に攻撃値増加をリンクボーナスで持たない特異な例:レモネードベータ

 

ステ確保としては最強

こちらが攻撃値+150/クリ-12%な出力制御回路SS+10を2枚装備させ、一般的なアタッカー用のスキル振り(クリ100、必要命中、残り攻撃値)をさせてみた図です。

見ての通り攻撃値は最大でも2691となっていることが分かります。

クリ率低下装備でもあるので、クリティカルに大きくスキルポイントを割かれているのも惜しいポイントです。

では、攻撃値+160/命中+15なBR突撃回路SSS+10を2枚装備させてみると……?

同様にクリ100、命中150、残り攻撃のステ振りをすると

攻撃値2802と上の2691と比べると111も攻撃値が違います。

111の差程度とはいえ、ラストオリジンの戦闘ルールではこの差に対して味方からの攻撃バフ、敵へのデバフにより大きく、大きくなっていきます。

単純に111="SS攻撃チップ+10を1枚分余分に装備しているようなもの"ということなので、弱いわけがないです。

 

実用的な採用例:確殺ラインの上昇

純粋に攻撃力増加が欲しいならBR突撃回路SSS+10が最強、ということは上でも記載しました。

ではもっと実用的な観点として、25/12/19現在周回の主流である"自律戦闘"における最短記録時間獲得に有用なノーモーション攻撃が可能なヴェロニカ聖戦編成だとどうなるのでしょうか。

答えとしては、BR突撃回路SSS+10実装前と比べると130だけ予ダメが伸びると分かっています。

「たった130かよ」

と思うことなかれ。

ヴェロニカ聖戦編成はノーモーション攻撃が可能なため、この130の差で仕留めきれる、仕留めきれないが発生した時別途攻撃手段を用意しなくてもステージクリアが可能=攻撃モーション分クリア時間が短くなるという大きな強みが存在します。

例えばこの攻撃モーションが2秒だとした時、クリア時間が2秒伸びたことで最短クリア時間が32秒になったとしましょう。

この32秒を参照して6時間の自律戦闘に出そうと思うと30秒なら6時間(21600秒)で720週できるところが、32秒だと675週となり45週分少なくなります。

そんな45週分を毎日のように送り出し続けてドロップを狙い続けるわけですので、これが1日、一週間、1か月と伸びていくと……差が広がり続けていきます。

前述済みの条件で1日6時間出し続けたプレイヤーの周回数の推移

棒グラフメーカーさん:https://devroom.azurewebsites.net/Chart/Barより

BR突撃回路SSS+10を所持し30秒を獲得できた方と比べると、所持未所持の差ででレアアイテムが欲しいだけ獲得できるか、欲しい素材が欲しいだけ集められるかにかかってくることがある場合がある、ということになります。

それでも1か月毎日6時間送り出し続けて逆にこの程度差なら、そんなにって気がしないでも。

そもそもこの装備を2枚作れるような下地がある方が必死に周回したいステージがあるのか?というとうーーーーーーーん。

やはり既存の最強装備と比べてたった10だけ高い数値というのは、環境を激変させるほどではないように思います。

 

スポンサーリンク

総評:暇を持て余した上級者向けの装備

ラストオリジンって基本的にイベント期間が長いものでして、21年度の"夏イベ妖精の村のアリア"ではなんと64日の開催期間がありました。

こういったイベントでは第1部、第2部、など〇部ごとにステージが追加されたり交換所に追加の品が来る中、第〇部ごとで見るとだいたい2週間に一度のアプデ間隔に合わせての開放/追加なんです。

じゃあそれだけドロップが渋いのかと言うと、そんなことはなくて……。

筆者のような熱心なプレイヤーだと、だいたい1週間かからずやることなくなって「次のアプデはよはよ」をしてたりします。

アプデ直後の筆者と次のアプデまで1週間の間の筆者の図

→ 

そしてラストオリジンってキャラや装備入手に期間限定もなければリアルマネーを消費してのガチャもないので、仮に美味しいキャラ装備や素材が手に入るイベントを仮にすっぽかしたとしても全然問題ないんです……。

誰が言ったか、最も初心者と上級者の戦力差が小さいゲーム。

日本版ラストオリジンは25/12/19現在はサービス5年目ではありますが、未だに

「2か月遊んでたらキャラの所持率9割になった」

なんて新規さんを観測するほどにはゆるいゲームなんです。

今どきのゲームだと普通最前線に追いつくのは大変なことが多いのに、ラストオリジンだと期間限定もガチャもなく、キャラ性能に格差も小さいので誰でもやる気次第ですぐ上にあがれてしまう利点があります。

ゆえに、今回のBR突撃回路SSS+10も無理に作る必要はまったくありません。

強さと一個作る為に必要な時間と素材の量が既存の装備で出来ることと比べて割に合わな過ぎます。

実際装備1個の有無より相性のいいキャラを持っているか、育っているかの編成力が試される編成パズルゲーの側面も強いのもあります。

でも推しキャラを強くするために、選択肢は多い方が/装備は強い方がいいですよね……。

最上級装備ばかりで固められた筆者最推しの図

「結局、集めるのは自己満足のためでよくね?」

と思ってしまう筆者なのでした。

常設/メインストーリー攻略の記事群はこちら。

常設イベントの攻略記事群はこちら。

webからでもストーリー読み返しができるサイトめっちゃありがたい、の記事はこちら。

資源集め/資源ランの記事はこちら。

聖所攻略の記事群はこちら。

未実装キャラ群を予習したい方はこちら。

未実装スキン群の予習がしたい方はこちら。

参考になりましたら幸いです。

以上、ラストオリジン一筋の自称上級者Zelarny(@Zelarny)でした。

閲覧ありがとうございました。

 

スポンサーリンク