箱舟イベントで特別なサブストーリーが開放。時系列続きかつ選択肢分岐もある物語をもっと楽しもう【日本版ラストオリジン】
22/12/28~23/03/08まで開催されている大型冬イベント、"箱舟"。23/01/25アプデでは箱舟1区域の特定ステージをクリア済みだと開放される特別なサブストーリーが読めるようになりましたよね。
そんなラストオリジンのイベントストーリーは、実はなんと過去全ての常設やイベントストーリーと繋がっている"時系列"が存在するとは当ブログで度々触れてきた通りでして、今回の"箱舟"も時系列的には常設9章、具体的には9-8→9-4Exクリア後、となっていたりします。
今回が初イベント、な方も自然に読めるよう配慮がされているのもラスオリのイベストの良いところ。もちろん過去の時系列を知っているとより楽しめます。
今回は、サービス開始から順を追って全ての常設、イベントを読んできた"ラストオリジンの良さ=ストーリー"だと思っている筆者が特にニヤリとしてしまったサブストーリーについて語ります。
楽しいコミッション
Ev1-10をクリア後だと開放されるサブストーリー"楽しいコミッション"。
顔アイコンなのは人の願望を読み取り宙にも描ける夢の機械"ナノ描画キット"で絵を描く司令官を"お兄様"と慕う少女メリーで、コミッション、とは要は「創作物の依頼」になります。
簡単に言うとお絵描き作業楽しい!なタイトルなわけですね。
このメリーは筆者最推しクラスなだけに、誓約もしているお兄様な身としては「いよっしゃあああああああああ!!!」と心のランパリオンが咆哮をせずにいられなかったのは言うまでもありません。
そんなメリーちゃん。なんと登場機会としては22年新年イベント"誰かが望んだ願い"からの実に1年後となっていますので、23年1月メンテで登場ということでほんっとうに久々となります。
主人公たちが"箱舟"にしばらく留まろうとしている中、今は何をしているのか、というと……?
終わらない作業
見て下さいこのめっちゃいい笑顔。
「はぁ」とつぶやきつつ、終わりが見えない~と明らかに嘆いていそうな場面なのにめっちゃ笑顔ですよね。
これはメリーちゃんが"絵を描くのが好きだから""人の願いを具現化できるのは嬉しいから"はもちろんのこと、描いている内容が自分もお兄様と慕う"主人公を好いている方々からの依頼"だからです。
「示し合わせたかのように、お兄様のことしかお願いしてきません」とのタッチ台詞があるほど。
こう聞くと唐突にハーレムもののような気がしますし実際ハーレムゲーで合っているのですが、実は主人公が好かれている理由、を語るには過去常設第1章のストーリーまで話が遡ったりします。このゲームは全ての常設と開催イベントが時系列順で繋がっているゆえに、今回メリーが主人公描く依頼ばかり溜まってる~と嘆いて(?)いるのもちゃんと経緯があるんですよね。
彼女も実は23年2月現在からだと、1年と3か月ほど前に開催された21年冬イベント"楽園からの招待状"で紆余曲折あった後合流しかつ主人公を好きになった経緯があったりしました。
選択肢次第では、こうして罵ったりもしてくれました。ご褒美。
楽園への招待状イベントは常設8-8をクリアすると[ホーム]→[基地]→画面左上から2つ目の[記録物保管所]→[記録室]から未参加の過去イベでも閲覧可能となるので、気になる方はぜひ読んでみて下さい。
▽より詳しい記事はこちら。
問題のポーズと肉食獣
そんなメリーの元へやってきたのは見るからに野蛮で狂暴そうな女、バーバリアナ。まんまか。
見るからに場違いな雰囲気を醸し出しているものの、何気に製造会社が同じ"ビスマルクコーポレーション"であり、"楽園"イベントでも共闘したりしました。
それ以外でも現場こそ違えど会社が同じということでちょくちょく交流しているようで、メリーが最後に登場した"願い"イベントでは「私を爆発で表現できる?」「追加料金をお払い下さい」なんて同僚らしい遠慮のなさの垣間見えるやりとりをしていたりもします。
そんなバーバリアナの依頼はなんと、"司令官がアタシにケツを向けているイラスト"。
これも"願い"イベントで語られるのですが、彼女はストーリー上司令官に一度もベッドの上で勝てたことがないことになっているゆえに今回のイベントでは“一度は無様な恰好を見てみたい"との願望をメリーに描いてもらおうとしているんですね。
そしてそんな話題を持ち出せば、到底黙っていられない女が一人。
そう、ロイヤル・アーセナルです。
バーバリアナが"師匠"と呼ぶ経緯もまた"願い"イベントで経緯があったので、これも気になる方は読んでみて下さいね。
見るからに純情少女のメリーとは正反対の二人ではありますが、一応二人とも"願い"イベントの前の時系列でありメリーが合流するきっかけとなった"楽園"イベントで共闘した仲ゆえにメリーもアーセナルの登場時に驚くも笑顔だったりします。
ただ厄介なのは、この二人が揃うとまず間違いなく話の方向性が怪しくなっていくことで……。
“集まり"
雰囲気に流されて抱き合うことってあります?
雰囲気に流されるのはまぁメリーちゃんの性格がどっちかというと振り回されるタイプなのでまだ分かるでしょう。問題なのは、"雰囲気に流されての勢いで長い間抱き合う"ってもはやそういう集まりだったとしか思えないこと。
ラストオリジンのストーリーにおいて唐突に存在しない記憶が生えることはありえま……あ、すいませんなぜかヤったことになってる前提で話が進むキャラも何人かいたのはまぁ今回は置いておきます。どっかの庭師ちゃんとか拳銃バカとか。
……稀によくありますが、今回のように事前にフラグが経ってた場合もあります。
今回の"集まり"に関しても1年前のイベント"願い"でアーセナルが誘っていたんですね。
“うちの部隊"とは彼女が率いる直射火器を用いた直接射撃戦闘中心の部隊"AAキャノニア"の面々のことだと思うのです……が……。
直後のメリーが涙目でえっ、と返すあたりやっぱり"そういう集まり"のお誘いだったのだろうと推測できます。
実際、この頃には既に主人公は"ご褒美と称して"だの"個人面談"の際でもことあることにえー……肉体的にも精神的にも癒すよう心掛けて務めていた(夜だのベッドの上だの散々言われるのでおそらくせkk…)ので“抱き合っていた"の意味ももしかしたら別の意味かもしれなかったりします。
さすがに純情少女のメリーちゃんなのでそんなことは……!そんなことは……!しかしバーバリアナが「学ばせてもらわなきゃね!」なんて言っちゃうのでやっぱり実際に……!?
読む人の心の綺麗さが問われるゲーム、ラストオリジン。
そして実際に
「じゃあ行くか!」「よっしゃ!」「メリーもこい!」
の流れるようなコンボをかます肉食師弟コンビ。
ラストオリジンのキャラクターたちはシステム上再現できていないだけで私服や作業着などはもちろん着飾ったりもできる設定なので、部屋に籠って作業してたメリーちゃんもジャージとかで好きな人の前に行くには恥ずかしい恰好だった可能性はあるにはあります。
問題は向かう理由が"休憩がてら"主人公の元へと連れ出されるメリーちゃんはともかく、バーバリアナは依頼内容である“司令官がアタシにケツを向けている構図"を実際に見させるため、だという不純すぎる内容であること。
これってつまりこの後の主人公は実際にこの恰好をメリーに観察されアーセナルに見られながらバーバリアナにするわけで……!?
オルカ号総司令官(無職)の明日はどっちだ。
ストーリーの主人公の性格なら"隊員が喜ぶなら"と多少抵抗しつつも恥ずかしがりながらなんだかんだしてくれそうな様子が浮かびます。
休憩
#02ではしっかり回復してました。
詳細は語られていないものの、少なくとも言えることは1つです。すなわち肉食師弟に手を引かれて主人公の元へ赴きバーバリアナによる"司令官がアタシにケツを向けている構図"を実際にしてもらったということ。
これで回復する理由になりま……す……?んん……!?
ま、まぁ無職となった司令官は過去イベを読むに日頃メリーを含む隊員たちのために、と精力的に活動が忙しすぎて調子を崩していることすらあるようなので、日頃彼女たちが「忙しそうだから」と好いているにも関わらず会えなくて寂しかったのはあったと思います。
そんな方が今は暇を持て余している(余さざるを得ない状況)なのだとしたら、箱舟に停泊中の今これまでできなかったこと、出来たらして欲しかったことも含めて甘えたい放題だったのかも……と思うと癒されるのも分かるというものです。
癒されたことでまた依頼を頑張れるのですが、最後は詰め寄られて困る時あるあるの愛想笑いらしき表情を見せてこのサブストーリーは幕を閉じます。
なお実は表情差分の名称上は"安堵"であり涙を浮かべてたりします。
本来こういった場面で使われるべき表情ではないはず……ではあるものの、困りに困って表面上は笑顔を浮かべつつも内心「誰か助けて……」となっているならこの顔にもなるかもしれません。
頑張れメリーちゃん……!
選択肢次第でのルート分岐も存在
さて、今回は筆者推しのメリーのサブストーリーのここがいい!を語りつつ、内容は過去イベを読むことでもっと楽しく読める、を強調してきました。
“楽しいコミッション"には無かったまだある魅力のうちの一つを紹介しておくと、なんと選択肢次第でのルート分岐が存在してたことは気づきましたでしょうか。
例としてこちらのサブストーリー"ソロモンの審判"ではまさにサブタイトル通りママキャラたちが登場し母性に溺れる話なのですが、#02ではママキャラとは縁遠そうなアンドバリがアイコンになっていますよね。
これは実は選択肢次第では話の方向性が大幅に変化しエンディングが変化する場合があることを意味しています。
この選択肢による大幅ルート変更が入るようになったのは21年夏イベ、Ev7:妖精の村のアリアの頃。
妖精村では頻繁に内容が小分岐する場合があるほか、こちらの選択肢はなんと最大9つありかつ全てが個別ルート入りするという大変豪華なものでした。
この選択肢次第での個別ルート入りは他のイベントでも採用されており、有名どころだと22年夏イベ"聖域"、22年秋イベ"Project ORCA"ではいずれも特定キャラとの濃い時間を過ごすことができるというラストオリジンのキャラ、ストーリー好きなら到底見逃せない要素となっています。
今回の箱舟サブストーリーでもちょこちょこ選択肢での内容変化があり、中には個別ルート入りするものもあるので選択肢を見たら「これ別ルートもあるな」と思って下さい。
そして記録室からでもいいですし、イベントマップからでもいいので別の選択肢を選んでみて下さい。
あの時とはまた別の物語が展開され、笑ったりニヤリとしてしまったりすることうけあいです。
▽過去イベの選択肢でのルート分岐に関する記事群はこちら。
まとめ:常設や過去イベの物語こみで楽しもう
筆者が特にニヤニヤした選択肢分岐がこちら。
コネクター・ユミと言えば20年冬イベで登場後主人公に思いを寄せ、22年夏イベで頑張って水着を着るも勇気がでず結局部屋で主人公とゲームして、そして22年冬イベである今"箱舟"で勇気を出してくれた身長148cm肉体年齢23歳な僻地勤めなキャリアウーマンです。
これでも過去人類が存在していた頃から生きておりかつ、僻地にいた関係で人類が滅亡した戦争を回避した結果なんと100年以上生き続けてきてから主人公率いる抵抗軍に合流していたりします。
バイオロイドの寿命は個体差こそあるものの1000年とされているので100年生きていたとしても不思議ではないんですが、これまで会ってきた人類は総じてバイオロイドを"物"扱いするためにバイオロイドの身で"恋愛"という恋愛なんて当然したこともなく機会もなかったはずなので100年経ってようやく恋愛しだした、なんて過程があったりもします。
これらの知識はゲーム内での常設メイン、サブ、Exを含むストーリーチャート、間に挟まっている各種イベント、場合によっては個別ルートも含んだストーリーチャート、そして公式漫画や公式設定を読んで得たもの。
つまりラストオリジンを遊んでいたら誰でも知りえる知識を蓄えた結果、なんてことないただのイチャツキも深い物語へと変化しより楽しむことができます。
個別ルートである21年夏イベ"妖精村"で絶対に司令官とデートしたい、と意気込んで水着を着たコネクターユミ。
結局は"箱舟"サブストーリーでも名前の出たこの頃からの"スチールラインオンライン"なるゲームをしつつビールを飲むだけで終わってしまったあの日から1年半近く。
あれからももっと仲良くなりたい、と機会を伺い続けて、主人公が無職になって暇を持て余しかつゲームをしだしたこのタイミングでチャンスとばかりにアタックしてきた、なんてなんともいじらしいではありませんか。
22年冬イベである箱舟のイベントストーリーでありながら、21年夏イベかつ選択肢を読み直してでの個別ルートを読んでいるからこそまた違った楽しみ方ができるこの面白さ。ストーリーが第1章から今の今まで、全てのストーリーが繋がっているラストオリジンだからこそです。
ぜひこれを読まれた読者さんも、暇を見つけて箱舟イベントを読み進めるのはもちろん、ここに至るまでの常設、間に挟まっているイベントストーリーの読了をしてより深くラストオリジンのストーリーを楽しんでくれたら嬉しいな、と思います。
▽時系列記事はこちら。
▽公式設定のまとめや公式漫画の有志和訳もある役立つwikiはこちら。
以上、前回更新の23/01/27からしばらくスランプってた筆者Zelarnyでした。
長らく更新を停止してしまい、ご心配をおかけして申し訳ありません……。
脱出でき……た……?な気はしているので、次第にギアを上げていきますのでまたよろしくお願いします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
過去イベの記録の大半をまだ見てなかった(できたら常設化されてから取り組もうかなと思っていた)ので、
リーゼちゃんはとにかく切れ味鋭くグイグイ来るヤバい子なんだなぁ……って思ってたのですが、
案外……だったことが判明して魅力再発見でした。
どあの子もこの子にもスキンと指輪を片っ端から贈りたくなる衝動をこらえるのが大変な日々です
まさにシザーズリーゼは今回新しい側面をいくつも見せてくれて納得の人気でしたね。
常設化しているイベントの数々だと特にリオボロスの遺産でのヤンデレな側面が強かったですが、今回に至るまで不思議な国のチョコ女王での一節、楽園への招待状での一節、と株を上げ続けての「がんばれ!」なのだと思うと感慨深さが段違いだったものです。
ほんとこれだけキャラにいるにも関わらず似たようなキャラがおらずそれぞれが魅力にあふれているのは嬉しい悲鳴やつですね。