【ラスオリ公募展用】PECS レガレクス・グリーヌ

2021年10月2日

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1. PECS レガレクス・グリーヌ 概要

名前の"レガレクス・グリーヌ"の名は学名(Regalecus glesne)からきており、日本名は"リュウグウノツカイ"。

ヘルスケアとエンターテイメント総合施設"アクアランド"における海底施設"竜宮城"で主に活動していた少女型バイオロイド。
“竜宮城"は日本の童話"浦島太郎"をモチーフとした施設で、海底に建築された海神をまつわる伝説に登場する海神の宮のこと。
アクアランドにおける竜宮城は海面から海底まで伸びる巨大な宮となっており至る所に龍を彷彿とさせる意匠がなされている。
 
レガレクス・グリーヌは、"竜宮城"における施設案内役やイルカショーなどのドルフィントレーナー、海鮮物をメインとした物販の販売や食事処での調理や提供、緊急浮上時用の救命具ともなれるなど運営に関連する様々な仕事を役職とし活躍していた。
特殊な作業用モジュールを装着しての緊急時のレスキューダイバーや海鮮物の調達を行っていた施設内ではなく海上で任務にあたる個体も存在したがより高価な為数は多くなかったとされる。
レガレクス・グリーヌも竜宮城にちなんだ海神の意匠の入った和風メイドドレスを着用し、インナーに海上任務や非常時に備えダイバースーツといったいで立ち。
緊急時は浮上用の救命具扱いともなる為あえて肉付きのよい豊満な身体で設計されたが、コストがかさんで身長が低くなってしまっただけでなく後述するとある大きな欠点を抱えることになる。
“竜宮城"内では至る所で決まって目にすることから看板娘であり"竜宮城"を象徴するバイオロイドでもあったとされる。
 

2.「始まる前の話」

看板娘なレガレクス・グリーヌは明るく、朗らかで、ふわふわとした包容力に溢れる性格をしている。
これは一時とはいえ海底施設で過ごすことになるお客様を安心させる為に設定されたもので、実際相対した人間の緊張や警戒心の解除に成功していた。
アクアランドの知識はもちろん海や海にまつわる知識も豊富な、海のエキスパートである。
“竜宮城"の看板娘で海の知識量も豊富、仕事も多岐に渡ると優秀なレガレクス・グリーヌなだけに、人気もそれなりに高かった。

しかし、レガレクス・グリーヌは致命的な欠陥……"泳げない"という欠点を抱えている。
これはこと海のエキスパートとしてかつ"竜宮城"内の随所で運用するにあたり、費用が高くなってしまった点が理由として挙げられる。
施設内で運用する分には泳げなくても問題がなかったのである。
運営会社は当初頭を悩ませたが、じきに有効活用する手段を見出した。

それは、経年劣化してきた個体や損傷した個体を教育ビデオの題材に使用する、というもの。
看板娘でもある見目麗しいレガレクス・グリーヌが、無様に溺れ溺死していく様子やサメやシャチに襲われる一部始終を捉える、あえてクジラに飲み込ませるなど考えられる"海の危険"の教育の素材にしたのである。
彼女はありとあらゆる手段を用いて生に縋ろうと必死に抗うが、逆にその姿が海の事故の凄惨さを表現かつ誇張することになりリアリティを際立たせた。
レガレクス・グリーヌを使用した教育ビデオは教育現場において定番の一つとなり、一般市民に竜宮城の存在と看板娘の存在、海の事故の恐ろしさをアピールする絶好の機会となり運営の資金を潤し新たなレガレクス・グリーヌの生産の資金にもなった。

 

3. 性格及び状況、価値観の特徴要素

3.1. 価値観

レガレクス・グリーヌは他者への強い奉仕精神に満ちている。
一度担当した客の顔は絶対に覚えているし、再会を大いに喜び、もてなす。
2度、3度、と幾たびの邂逅を喜ぶしどのような客をも受け入れる寛容さも持つ。
性質上逆らうこともない為、多少の乱暴もそれが喜んでもらえるならと受けれてしまう危うさも持ち合わせている。
負の感情を貯めても表に出すことはなく、儚げな笑顔を浮かべ内に秘めてしまう場合が多い。
当然いずれ壊れてしまうのだが、壊れたとしても壊れた元のレガレクス・グリーヌの記憶モジュールや容姿データを再利用し"若干のお休み"を与えたのち再度製造、贔屓にしてくれていた客の対応を行う。
違和感を覚えた客も少なからずいたようだが、問題になった事例はなかったとされる。
ストレス発散が特に苦手、というより"相手は悪くない。自分が悪い"と気づかないまま心労を負っていく破滅タイプであり、ある意味破滅前に転生しているのだと思うと"救いがある"ともとれるかもしれない。

3.2.関係設定

再び会うお客様の好みに合わせる為、2回目以降にもてなす客ごとに好みの傾向を寄せたがる所がある。
人付き合いは積極的に行うほうではないが、自己啓発の為ならばと躍起になる傾向がある。
同じアクアランドの同僚の宝蓮とは特に親しく、ファッションコーディネーターの師弟となっていることもある。
お礼は綺麗な貝殻や鮮魚、真珠なのだとか。
キルケーやアクロバティック・サニー、キャロルライナなどの接客業仲間とも関係性は良好。
逆に軍関係者とは仲が芳しくはない。
“常連客を作れるか作れないかの"狭い世界で生きてきた為、人の顔色をうかがうのが特に得意で言ってしまえば誰に対してもいい顔をする"八方美人"だからだ。
指揮官クラスからは特に信用性が低いレガレクス・グリーヌだが、正しく真に親しくなれれば内情を晒してくれるかもしれない。

3.3. 行動 言語的表現

おっとりしているが芯は強く、おどおどとした行動をすることはなく凛とした面もあり仕事熱心。
自分を低くみる傾向があり誰に対しても敬語で話し、態度としても礼節を弁えるタイプである。
ただ海を軽んじることに対してのみ強く怒ることがあり非常に怖い。
困っている人を放っておけない任侠も持ち合わせている為、何かとトラブルに首を突っ込んでは損な役回りをしがち。
押しに弱い為頼まれごとでいっぱいになっていることもあるが、自分でやりたがる性質。
人に頼るのは苦手な為、一人でいっぱいいっぱいになっていることも多い。
気づかれないように手伝うとだいたいの場合気づいていて後でお礼を言いに来る。

 

4. 能力 特徴 要素

玉手箱

“浦島太郎"ゆかりの玉手箱を投げつけて攻撃する。絶対に開けてはならない箱が敵に命中にした場合、箱が壊れ敵のAPを大きく削り行動力を大幅に減衰させる。
 
海神の加護
伝承に伝わる海神ゆらいの神秘的な羽衣はありとあらゆる攻撃を遮断する。実際は超極薄のチタン繊維に特殊な加工を施した帯状のもので高級品であり、廃棄処分前には基本的に没収され次の個体へと再利用される。
緊急時に客や仲間を守る際に使用され、レガレクス・グリーヌの奉仕力が高い個体ほど高い強度を発揮する。
 
奉仕精神
レガレクス・グリーヌはいついかなる時でも奉仕の精神を忘れることはない。それは館内案内でも、料理を振る舞う時も、お客様と話している時も、そして人類滅亡後にオルカに合流してからも、そして戦闘中でも例外ではない。
海の幸を振る舞い味方の攻撃力、行動力、クリティカル強化を手助けし支援を行う。仲間が戦いやすいよう支援を行うだけでなく、対象が得ている効果を倍増させる。
 
海恐怖症
レガレクス・グリーヌは海を非常に怖いものだと認識している。認識しているからこそ正しい知識と正しい対処を獲得している。
しかし戦闘慣れしていない為浸水していると誤認して取り乱してしまい命中率が大幅に低下するが、行動力が大幅に増加する。

 

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Posted by Zelarny