便利サイト”Scene Viewer for Last Origin”を紹介。一人称や口調の確認がいつでもできてキャラ理解が捗るぞ【日本版ラストオリジン】
「あのキャラ自分のことなんて呼ぶんだろう……。私でいいのかな」
「口調ってどんなだっけ？ですます？」
「〇〇は△△のことなんて呼ぶのかな」
「印象的なあのシーンがどこだったか忘れたー！」
ラストオリジンに慣れてきたユーザーあるある、お気に入りのシーンを見返したい時や創作してみたいな、と思った時に起こりうるこれらの現象。
今回は、ゲーム内で１つ１つ会話チャートを見なくても確認できちゃう便利サイト"Scene Viewer for Last Origin"を紹介します。
▽SCVさんのサイトはこちら。
便利サイトScene Viewer for Last Origin とは
こちらが便利サイトScene Viewer for Last Originのトップ画面です。
日本版ラストオリジンのシーン/シナリオビューア、とある通りゲームを起動せずともこちらでシーンやシナリオを読み返せることが最大の特徴です。
例えばメインストーリーを読み返したいな、と思った時はゲーム内同様区域→ステージを選択することでOPとEDが表示され、ここから小説のように一文ずつ読むことができます。
例として筆者最推しのスノーフェザーが常設に初登場するメインステージ8-1Exだとこのように表示され、OP/ED選択前には登場キャラ一覧が映っているありがたい配慮付き。
EDを選択すると、以下のように実際のゲームと同様に文字列の表示と画面選択での文字送り式（クリックで進行）を再現したかのように読める上の枠と、それこそ小説のように読める文章一覧の下側が表示されます。
こうして読み返せるほか、単語で指定して検索することも可能です。例えば"スノーフェザー"という単語を検索すると。
どのシーンで単語がでたか、を調べれるため検索単語がキャラクター名なら登場時を思い返すことができます。
このように読み返しや単語検索ができ思い返すことを、ゲームをわざわざ起動せずとも手軽にできるのが"Scene Viewer for Last Origin"です。
何よりラストオリジンの特性上、放置周回に出していると一切他に触れない間も物語を読み返せるのがありがたいです。
通称"ＳＣＶ"を使う上で意識したいこと
概要で記載した通り、上の項目にもあるゲーム外であるプラウザにてメインストーリー読み返し、イベントストーリー読み返し、そして単語の個別検索が可能です。
これによりいつでも特定のストーリーを小説を読むように読み返せるのですが、一応注意点や意識したいことも存在します。
それは基本的にはラストオリジンユーザー向けかつ一度はゲーム内で目を通した方向け、ということです。
トップページにはこのように注意書きがある通り、現時点ではあくまで小説風に読めるだけ、のサイトです。ゲームのように立ち絵やイベントスチルが表示されたり、細かく表情が変化したり、爆破音などの情報はありません。
「未読のストーリーを読んでみようかな～」
はオススメしません。6区以降の常設をクリアすることで時系列順に繋がっているイベントストーリーが開放され記録室から読めるようになっているため、まずはゲームを進行し開放、読んでからの利用を強く推奨します。
例えば6-8クリアをすると開放される６つのイベントは、至高の晩餐→リオボロスの遺産→満月の夜想曲→ハロウィンパークパニック！→セントオルカの秘密作戦→不思議な国のチョコ女王と繋がっています。そして７章へ、7-8クリアで妖精の村のアリア開放へ……と地続きなのです。
常設化しているイベントは記録室からではなくステージと共に閲覧も可能なため、深部目指してステージクリアをしつつ読み進めていきましょう。
▽公式からの各種イベント開放条件お知らせはこちら。
▽時系列や読み返し方記事はこちら。
個別検索活用法
ここからは筆者が特に活用させてもらっている、個別検索覧を紹介します。
よくあるんです、「あのキャラが〇〇と話してたシーンどこだったっけなー！」ってのが……！
つい最近だと、23/07/23時点で開催中のイベント"突撃！白夜のアクアランド！"イベント１区にて登場した"５大オルカバカ組"が「初出どこだったかな、確かドクターが言ってたはず…」と思いだそうとした時。
□読者での絞り込みを使用する
にチェックを入れてシャーロット、と検索するとですね。
このように常設７－４ＯＰにてドクターの語彙でいう"バカ"を繰り返す際にバイオロイドに例えて主人公にキレてたシーン、だと分かります。
該当のシーンをゲーム内の記録室から読み返してみるとこんな表情なのでした。
口調を知れる
「司令官相手と親しい間柄の仲間相手も口調一緒なのかな…？」
と気になったりしませんか？しますよね。筆者はよくなります。
例としてスノーフェザーをあげると、基本的には誰に対してもですます、な口調ですがオルカに共に合流する前から仲良しだったアクロバティック・サニーとは親友のような関係だからか、意外と普通の口調で話してます。
8-1Ex EDでは司令官相手に話しているからか、敬語かつ尊敬語であるとも分かります。
このように話している相手が誰なのか、で口調が変わるキャラもいるため、ふと思い出そうとした時こんがらがりがちですがこうして読み返せると「あぁそうだった」と気づけます。
基本敬語のイメージしかないペロも長姉であるリリスを除いたコンパニオンの妹たち（主にハチコ、フェンリル、フェザー。ポイとは同列っぽい）にはこうしてお姉さんとして振舞ったりするのですから面白いですよね。
この後「くぅん…」と黙ることになるフェンリルの図。
一人称を知れる
「あのキャラ自分のこと何と呼ぶんだろう」
と気になったりしませんか？しますよね。筆者はよくなります。
スノーフェザーだと私（わたし）で統一されているのですが、中にはブラックリリスのように状況によって"私""悪い子のリリス"良い子のリリス"リリス"を使いわけたりＬＲＬのように厨二病モードの"余"な時と素の"私"で変化するキャラもいます。
これらもどのような状況だと"その一人称を使うか"を実際に使用されたシーンを見て判別できるため、創作などの際非常に参考になります。
例としてティタニアだと、与えられた役割通りに動く女王モード時の"女王"や植え付けられた怒りと憎悪に支配された際の"余"、素の"私"があります。
あなたの思い描いたティタニアはどの時のティタニアなのか、の理解がとても重要となります。
推しキャラなのでしたら一人称や口調は間違えたくはないもの。
ＬＲＬが厨二病モードなのに"私"なんて言おうものならコアなラストオリジンユーザーほど強い違和感を覚えることになります。
そんな時読み返して「〇〇な状況なら一人称はこれだろうな」を正しく理解しておきたいものです。
なお私（わたし）と私（わたくし）に関してはSCVでは判別できないため、実際にゲーム内で台詞を聞いてみるか、別の便利サイト滅亡前の戦術教本でボイスを聞いてみないと分かりません。
▽筆者調べの一人称私（わたくし）のキャラ一覧
▽滅亡前の戦術教本の歩き方記事はこちら。
▽ゲーム内にボイスリスト実装！の記事はこちら。
二人称を知れる
「あのキャラ〇〇のこと何と呼ぶんだろう。～さん？それよも呼び捨て？」
と気になったりしませんか？しますよね。筆者はよくなります。
最近特に司令官を指揮官、と呼ぶ二次創作をよく見ますが、司令官を指揮官、と呼ぶのは23/07/23現在はクローバーエースだけです。普通指揮官、というと指揮官型バイオロイドを指すため人間をバイオロイド呼ばわり、なんてとんでもない侮辱です。
クローバーエースはヒーローを演じる演者バイオロイドですので、司令官を司令官、よりはヒーローに対して指示を出す指揮官、と捉えている例外の様子。他のキャラは司令官を指揮官、と呼んだことはありませんので注意したいところです。
この問題に関してはキャラ名指定検索+特定ワード、で知ることができます。
例としてハルピュイアが司令官を指揮官と呼んだことがあるのか、というとー……
見つかりませんでした、とあ然とするむっちの姿を見ることになります。
ではハルピュイア指定のまま台詞をめぐってみるとー……？
司令官のことは"司令官"が基本で、アイドル活動中は"プロデューサー"と呼ぶことが分かります。
他の面々のことも調べてみると、同じスカイナイツだとこんな感じに。
スカイナイツは軍隊のうちの一つで空軍に分類されるため、役職で呼ばれている場合もありプニルとフレスがまさにそのパターンのようです。
ブラハ→ハルピュイアがハルピュ、なのは知ってましたが反対がないのは新しい発見でした……！
身内には意外と辛辣な部分もあるブラックハウンドちゃんの図。かわいい。
このように「〇〇が△△を呼ぶ時って何と呼ぶんだろ問題」を毎度ゲーム内で漁らなくても判別しやすいのが非常にありがたいです。
逆にＳＣＶでできないこと
TOPの折りたたみの中にあるように、チュートリアルや誓約シーンは未対応、となっています。
他にも各キャラごとの獲得時や戦闘時、ホームでの台詞や、関連した有償アイテムである"誓約の指輪"を使用した後の誓約時の台詞も未対応となっています。
誓約したキャラの場合は司令官の呼び方が司令官、から"ダーリン"や"旦那様"になったりするキャラも存在するため、それらに関しては実際にゲーム内で確認するしかありません。
例として誓約後の宝蓮ちゃん。お兄さん→ダーリン、の例。
一応現在は未誓約でも誓約台詞を聞くだけなら可能な仕様です。
「あのキャラ誓約後だと変化するんかな…？」
と気になった場合はボイスリストから確認することができます。
▽ゲーム内にボイスリスト実装！の記事はこちら。
表情は分からない
これは実際のゲーム内、リオボロスの遺産イベにて水着ペロが他のキャラが話している間暗転しているシーンの切り抜きです。
実はこのゲーム、前面に出て話す時はもちろん暗転してても表情が変化している場合があることは知っているでしょうか。
キャラクターのほとんどは表情差分が実装されており、会話中はころころと変化しその表情一つでどんな意識が隠れていそうか、を読み取ることすらできます。
文字列ではただの「はい。」だって笑顔でいれば肯定や賛同でしょうが、暗い顔なら渋々承諾した、といったニュアンスを感じとれますよね。なおこのシーンのペロはちょっとムフフな行為の解説を他人にされた際、暗転状態で思い返して恥ずかしくなったのか頬を染めて黙っているというシーンです。ピンクえっち猫
こちらの表情差分は現時点のSCVでは反映されません。実際のゲーム内で確認しましょう。
イベントスチルや挿絵は見ることができない
SCVでは先にゲーム内で閲覧後に使用を推奨していますので、これはこれでいいと思います。
ラストオリジンではストーリーチャートの最中に、一枚絵が差し込まれることがありその１枚があるかないかでは受ける印象がだいぶ異なることもあります。やはり初見は実際にはゲーム内で確認し、該当のシーンは思い出して検索しましょう。
ボイス付きでも再生されない
これは2023年初夏に復刻/リメイクされた蓮花と陰に咲く薔薇イベントでのとあるキャラクターの独白シーンです。
これもSCVでは???が話す、として記載されてはいるものの、ボイスがないため誰なのか判別不能、となっています。
元々ボイスの判別がつく方でないと誰か分からないのは仕方ない部分ではありますが、この「独白が誰なのか」を考えられるとラストオリジンの世界感やそのキャラの理解度にかなりの差が出るため沼りたい方には欠かせない要素です。
こちらも実際のゲーム内で読み返すしかなさそうです。
ＢＧＭの再生もされない
プロジェクトオルカスターナイトステージなど、一部のイベントではキャラソンが流れる場面が存在します。
それらは基本的にスキンを購入しロビーでBGM再生を選択することでフルを流すことができるのですが、試聴程度ならイベントストーリーで可能なのです。
例えばこのシーンは箱舟イベントにおけるサブストーリーで、バニースキンのペロが歌を披露するために練習中……にうっかり主人公が入ってしまい見つかる、というもので実際にペロのキャラソン（ＣＶ：上田麗奈）が少し流れます。
SCVではBGM再生機能はないため、実際にゲーム内で常設進行を行い寸前の時系列をクリアし開放するしかありません。今回のバニーペロのサブストーリーのある箱舟イベントだと時系列的に開放するには常設9-4Exのクリアが該当するため、キャラ装備の育成頑張りましょう。
▽バニー組のキャラソンはいいぞ、の記事はこちら。
▽バニーペロがキュキュすぎる、の記事はこちら。
外伝も未対応
不思議な国のチョコ女王～７章の間の後の時系列と思われる、フェンリル外伝"狼とミルク"より。
このシーンではラストオリジンでは有名な爆乳のエルフ組が実際に"出る"のではないかということが示唆された初めてのシーン（ついでにアウローラも絞られた。エルブンに言わせると"小さい"からか少なかった模様）で、多くの二次創作でも見かけるものの発端となります。
これについてもＳＣＶでは未対応の様子なため、実際にキャラを入手し育て好感度を上げて外伝を開放、別途読む必要があります。
「フェンリルとか使用されてるの見ないし育てなくていいやろ～」
しているとこうして今回のフェンリル以外の掘り下げがあった時見逃してしまい知らないままですし、何ならあの時の外伝のことを指しているんだろうな、と思われる単語がメインストーリーに登場することすらあります。
当ブログでは度々「ラストオリジンには人権キャラもいなければ死にキャラもいない。いいから全員育てろ」とよく伝えているのはこのように"キャラの魅力を堪能するために別のキャラを育てる必要がある"例もあるからです。
具体的な例をあげると以下のシーン。とんでもないお寿司、なんてソワンが出すわけがないのでじゃあ誰が、というと……？
そういえば少し前の時系列（箱舟～デートイベ手前頃）で実装されたとあるクノイチの外伝で食べ（させられ）ていたような……？
まとめ
ラストオリジンはゲーム内だけでもメインとイベントはもちろん、外伝を読んでいるか、好感度を上げた後の対応変化、誓約後の関係の変化、スキンにすら含まれている時系列による成長度合い、とスキンを購入してのと１キャラに対してだけで各々で受け取る情報の差が大きく異なります。
「ゲーム始める理由の○○手に入れた。ゲームクリア」
な方は惜しい惜しすぎます。
筆者の中ではキャラ入手は終わりではなく始まりだと定義しています。入手後好感度別で変化するタッチ時台詞、戦闘時の台詞、ＳＤの動き一つ一つをスキンごとに楽しみ、メイン及びイベント、イベントでも選択肢分岐による個別ルートやサブストーリー、外伝での活躍、誓約後があるなら誓約後の反応……としゃぶりにしゃぶり尽くして、さらにゲーム外での公式漫画展開やゲーム内で明らかにされていない細かい設定まで追ってやっと初めてゲームクリアだと思います。
このゲームクリアはサービス開始後３年継続して遊び続けている筆者ですら到達できていない領域なのです。それほどにラストオリジンの世界感は、キャラの造詣は奥が深い、のです。
そんなゲームクリアを目指し、ラストオリジンをより深く知りたい同士のお役に立てたのなら幸いです。
▽SCVさんのサイトはこちら。
便利サイトScene Viewer for Last Originを紹介させていただきました。
最後まで閲覧、ありがとうございました。