【日本版ラストオリジン】Project ORCA スターナイトステージ Ev1-1Ex 装備強化なし構成難易度控えめ周回編成例(1週平均3:15)の紹介と安定理由解説【22/10/11環境版】
はじめに
Project ORCA スターナイトステージ イベント(以降星夜と記載)におけるEv1-1Exの装備強化なし構成難易度控えめ周回編成例の紹介と解説を行います。
今回紹介する編成をひとまとめにした画像がこちらです。
「全員Lv100だしフルリンク2体とかどこが初心者向けだ!」
な方もいるかもしれませんが、Exは公式告知(公式リンク)にもある通り、高難易度となっています。
高難易度ゆえにフルリンクやスキルレベル10、場合によっては育成上限のLv100といったやりこみ要素は当たり前です。
「敷居高い……」
と思われるのも分かります。ただラストオリジンのイベントは総じて期間が長く今回の星夜も22/11/23まで開催されます。期間中資源系の研究を進めつつレベリングに素材集めに、と意識的に取り組むことで誰でも必ず到達できます。ぜひ美味しいドロップ目指して今回の編成を真似てみて下さい。
そして出来るなら、解説を読んでいって「ラスオリの戦闘面白いやん!」と思ってもらって筆者のように初心者の頃助けられた側から成長し助ける側へと回ってあげて欲しいと思います。
それでは、以下より本題に入ります。
Ev1-1Ex装備強化なし周回編成例(1週平均3:15)紹介
冒頭で画像1枚で紹介したものの個別詳細となります。冒頭の画像通りだと、配置とコストは上の画像のように。可能な限り100を超えないよう周回費用を抑えることを意識して組んでみました。
実際の周回様子はこちらです。音が出ます。
フルリンク 中破ナイトエンジェル
常設3-1Exまたは星夜Ev1-5bで獲得できます。
※赤字必須黒字は赤字を満たせるなら自由枠緑字は推奨です。
「HP大丈夫なの!?」
についてはちゃんとした理由があり、今回はとある理由のためにあえて中破運用しています。理由はブラックハウンドの項目で後述します。戦闘に出したら即放置する前に、ちゃんと必須である赤字を守れているか確認してみて下さい。
特にスキル2を設定し忘れていた、はあるあるです。
▽中破のさせ方記事はこちら。
ブラックハウンド(ノーリンク可)
常設4-8や4-4Ex、星夜イベントEv1-6bで獲得できます。
※赤字必須黒字は赤字を満たせるなら自由枠緑字は推奨です。
以下のパッシブ1が該当します。
今回編成しているのは攻撃機のナイトエンジェル、攻撃機のメイ、そして支援機のフォールン君。攻撃機か支援機であるかつ、スキルレベル10なら全域の固定範囲を指定保護、ということは自身がどこに配置されていてもどこでも指定保護に飛んでいきつつHP50%以下の中破仲間へは毎RoundのAP付与。行動加速させたいキャラを中破させる準備こそ発生するものの、毎Roundの行動補助は強いです。
「なんでスキル2優先?」
に関してはスキル2で付与される"移動不可"デバフはメイとナイトエンジェルの攻撃の特攻対象だからです。
爆撃対象が移動できないと精密爆撃扱いとなるようで火力が増すんですよね。ついでに標的デバフ(剣のマーク)も付与して味方の攻撃を集中させることで、的確に横3マスの敵陣を処理できるよう手助けしてたりします。ブラハちゃんまじ縁の下の力持ち。
ただこの攻撃の射程って4なので、本来は後列に配置していても敵の中列まで届いてしまいます。
でも横3マス攻撃を攻撃の主体としている編成の今回は、敵の中列からの2マスよりは前列から攻撃した3マスの方が巻き込む範囲が広くなりやすいです。そこでレアリティなんでも強襲OSを装備して射程を3にして、敵の前列しか狙えなくしていることでちょっとだけ周回時間の短縮に役立っていると思っています。
ノーリンク 中破メイ
新規司令官特別ログインボーナス7日目で獲得または常設イベント至高の晩餐Ev-2bで獲得できます。
※赤字必須黒字は赤字を満たせるなら自由枠緑字は推奨です。
「よく見たらHP10ってやばいでしょ!?」
に関してはほんとその通り。これは中破させようとしたらたまたまこうなったんですが、本来は非常にやばいです。メイが中破しているのは前述しているブラハから行動補助を貰うほかに、以下のようなパッシブもあります。
そう、メイちゃんの座っている玉座は大破すると味方を巻き込んで爆発します。いわば味方のナイトチックキャノン状態。それだけにHPが低いほど味方を冷や冷やさせてしまうようで、結果毎Round行動力とAPを大幅に付与します。彼女の副官であるナイトエンジェルと気遣い上手のブラックハウンドの心労がやばい。
当然大破すると味方も大破するかもしれない危険な状態ではありますが、そもそも大破ありきで周回編成なんて組めません。
必ず安定している理由を用意できているのでご安心下さい。理由はなんと以下のキャラクターです。
▽中破のさせ方記事はこちら。
フォールン君
常設1-5初回クリア報酬または、AGS制作で製造できます。
※赤字必須黒字は赤字を満たせるなら自由枠緑字は推奨です。
敵を長押しして確認していくに、ここEv1-1Exで唯一の保護無視属性であるこの十字範囲の音波攻撃は軽装型を狙う特性があります。火力は低いから痛くも痒くもない、のは中破していない場合、の話。中破組のメイとナイトエンジェルにとっては致命傷です。
フォールン君は栄養を消費しないAGSなので周回費用の偏りを削減しつつ、囮になってくれているわけです。一応、ちょっとした仕事もしておりスキル2を優先させている理由がこちらです。
フォールン君がスキル2で飛ばす丸いのって地味にえぐい性能してて、スキルレベル10だと敵の被ダメ軽減バフ/防御増加バフを解除しつつ防御を最大90%低下させる、とかいう実質敵を丸裸にする効果なんです。画像で被弾してるFAビッグチックⅡは常時被ダメ軽減50%バフを獲得しており本来被ダメを半減してくるところを、フォールン君は引っぺがして今回のメイやブラックハウンドなど火力が惜しい組でもダメージが通りやすいようにしてくれていたりします。
勝利モーションがどや顔にしか見えないのは筆者だけでしょうか。かわいい。
逆に言えば避雷針となれる軽装型なら誰でもいいので育成枠扱いにしてもいいと言えばいいです。ここEv1-1ExはEXP5000が入るので悪くはないですが……消費資源がかさむうえ栄養消費がしんどいと思うので、おすすめはしません。
攻略要点解説
上記の編成で安定周回できて、各々が何してるか、は記載しました。この項目では、なぜこの編成が有効なのか、を登場エネミーの特性と照らし合わせながら解説していきます。
ここEv1-1Exで最も厄介なのはWave4に出現してるチックエンペラー。皇帝、なんて名を持つ通り超厄介な性能を有しています。
Wave1~Wave3までは適当でもどうとでもなるでしょうが、Wave4だけはガチの初心者殺し。今回出現のこのチックエンペラーを何とかする鍵は、“アクアチックG"と“範囲攻撃の仕様"と“範囲攻撃持ち"、です。
アクアチックGと戦闘ルール
青い小さいトリックスターみたいな見た目のこのアクアチックGは地味にとんでもないスキルを有しています。なんと敵、味方問わず全ての攻撃機のAPを16に強制変更する、というもの。
敵は見るからに重装ばかりで初動が遅そうで、こちらは中破メイやブラックハウンドの中破ブーストなど行動補助もりもりです。本来一方的に蹂躙できるはずです。
それがこうなっているのは、アクアチックGが遭遇直後に全域の攻撃機のAPを16に強制変更、その後行動力を加算し行動順を決めているからなんですね。ラストオリジンの戦闘ルールは所持APが10以上。敵の重装は行動が遅いので攻撃頻度は少ない……はずが強制的に16+行動力になっているので、行動権を得ているわけです。
そしてラストオリジンの戦闘ルールの一つ、一度攻撃したにも関わらずAPがまだ10以上なら同一Roundに2回目の行動が可能、というもの。敵の攻撃にも味方同様消費APが設定されています。
つまりこのFAビッグチックⅡの場合、APが16あった状態でRoundを迎えた時スキル2のデュアルチックキャノン砲を使用しても残りAPは10以上。戦闘ルールに則り、同一Round中に2回目の行動権を得て再度スキル1かスキル2を使用できる、ということになります。
2回行動してくるカラクリはこのようになっていたりしました。幸い、所持APが完全に同一の場合味方が先手を取れるルールでもあります。それで開幕だと全員20だとしても一方的に先手を取れているんですね。
「うげ、アクアチックGがいる」
と気づいたら敵を長押しして攻撃機か否かを確認して回ることです。
だいたいの場合、アクアチックGがいる=周囲は攻撃機で固められている場合が多いです。開幕から猛攻が飛んでくることが予想できるでしょう。
そしてこのAP強制変更は、こちらの攻撃機も同様です。こちらの攻撃機が多くまたは、範囲攻撃持ちが多ければ多いほど動かれる前に一方的に倒しきれる可能性が高くなります。
範囲攻撃の仕様と攻撃選択
次に、範囲攻撃の仕様について。このゲームにおいて“範囲攻撃は多くの敵を巻き込んで狙う"戦闘ルールとなっています。
例として、仮に以下のような敵編成だった場合。横3マス攻撃持ちであるナイトエンジェルはどこを真っ先に狙うと思います?
正解としては、横3マスにいるエネミー陣、です。
横3マス攻撃なので、当然多くを巻き込もうと思ったら3体の部分を選択します。ゆえに基本的には横3体の位置を真っ先に狙ってくれます。
そして今回のEv1-1Exで最も厄介なエネミーはチックエンペラーだ、とも記載しました。編成紹介では横3マス攻撃持ちが有効、とも記載しました。この意味を分かって貰えたと思います。そう、最も厄介なら真っ先に狙い続けて落としてしまえばいいんです。
ただ気になる挙動もあると思います。実際Wave4はなぜかチックエンペラーだけを集中攻撃しています。
▽無音のチックエンペラー集中攻撃切り抜き動画
この挙動に関しては、ラスオリの戦闘ルールが2つ関与しています。
日頃の周回でも空白を攻撃しているキャラって見ませんよね。それと同じことでして、仮に以下の敵編成を横3マス攻撃で全て1撃で倒せる、となった場合どのように攻撃をするか、と言われたら。
このように、多くを巻き込む戦闘ルールにより①,②,③と多い順番に攻撃します。そう、一撃で倒し切って空白にした場合、の話です。
実際に起きたシーンと照らし合わせます。Ev1-1ExのチックエンペラーはHPが58000もあり、一撃で落とすのは難しくなかなか空白になりません。
Round開始後、開幕ですっ飛んで行ったナイトエンジェルがアクアチックGを落とし、横単位で見ると全部2体ずつになりました。眺めている分にはアクアチックGにより2回目の行動権を得ているナイトエンジェル。
「別の場所を攻撃してしまうんじゃ」
と思いきや、そう。空白になっていないので別の場所を攻撃せず、最初に横3体の部分を2回選択した扱いのまま結果的にチックエンペラーを集中攻撃していたりします。
味方の範囲攻撃持ち
“初手で多くの敵を巻き込む位置を狙い続ける"のは一人だけでなく、全ての範囲攻撃持ちに言えることです。
ゆえに、ナイトエンジェルはもちろんメイまでもノーリンクながら火力参加。初手で横3体だった真ん中にいるチックエンペラーに対し、アクアチックGによりRound1で行動可能な4回のうち4回でエンペラーを倒せる火力を確保したのが今回の編成であり安定ラインです。それで最低火力の設定に繋がっています。
おわりに:なお
今回は、Project ORCA スターナイトステージ Ev1-1Exでの初心者向け周回編成例の紹介と、安定理由の解説を行いました。行いましたが。
多くを巻き込む、を無視する自己標的持ちであるFAビッグチックシールダーⅡの存在や、味方の付与する標的デバフ攻撃により後続が標的対象を狙ってしまい多くを巻き込まなくなったりします。
このゲームほんとややこしいです……。
去年の今頃は「おっぱいと言えばラストオリジン!」を公式自らやりやがったくらいにはおっぱいゲーの側面もあるので、むちむちやらおっぱいやら巨尻やらに引かれて始められた方は多いと思います。
だというのに戦闘はと言ったら複雑で複雑で。むちむちではなくてガチガチなので、大変困ったところです。ガチガチになるのは下半身だけでいい。
筆者としては、この難しい戦闘ルールを理解して安定周回編成を組むのが一つの楽しみ方になっているので無問題なんですけどね。多くの方の周回編成が構成難易度の高いものばかりの中、戦闘ルールを熟知したことで構成難易度のゆるゆるな編成が組めたのはとても快感です。
今回読まれた新規さんが「むっず!」と思わないか心配ですが……同時に「面白い!」と思ってくれる方が一人でもいてくれたらいいな、と思います。
▽レベリング記事群はこちら。
▽今後増やしていく予定の星夜記事群はこちら。
▽常設初心者チャート記事群はこちら。
サービス開始から遊んでいるラスオリ一筋の自称上級者、Zelarny(@Zelarny)がお送りしました。
閲覧ありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
敵や戦闘の仕組みまで書いてあるので初心者にはとてもたすかるラスカル
参考にしてExも攻略してみます
お役に立てているようで何よりです。
ぜひ味方のスキルはもちろん敵のスキルとにらめっこして攻略して見て下さい…!
参考にさせていただきました所、周回編成が組めるようになりました(`・ω・´)ゞありがとう!
一週間前1-5bで詰まっていたとは思えない成長速度な新規さんでびっくりです。
そう言っていただけると頑張って組んだ甲斐あります!
ステージ解説と編成解説、今回も非常に参考になります。
自分は狼牙終盤(イベントには参加できてない…)ぐらいに始めたのですが、
キャラや装備もやっと整ってきて今回のExはグラシアスで周れるくらいにはなりました。
ですが、主さんの編成解説は勉強になるのでついつい見に来てしまいますw
ただ、気になる点が一点ありまして、質問をさせて頂きたく。
アクアチックGの”APを強制的に16にする”という点です。
APの計算って、基本的にはラウンド開始前に自身の行動力を各自足していってそれが10を超えたら行動できる、という認識なんですが、
ここでAPを強制的に16にするということは行動力の計算をすっとばしているのだと思ってました。
しかし、1ラウンド目開始時点のAPは20、つまり主さんも書いているようにAPを16にしてからそこに行動力を加算している。これが理解できません…。なせそうなるのか…。
ここで16のAPに加算されるのが行動力ではなく、メイやブラハのスキルによるAP加算なら納得できたのですが。
無理やり言語化するとすれば、APを16にするというより、行動力に16を加算した結果の値をそのラウンドのAPとする。
みたいなイメージでしょうか?
愛読ありがとうございます。初心者向けに書くもののあまりの伸びなさに毎回面白い!と思ってる人が本当にいるのかとたまに疑わしくはなりますが、一人くらいいると信じて頑張っております。
アクアチックGの強制AP変更は確かに変な感じですよね。戦闘開始時のAP計算で見ると読者さんの述べている通り不可解な式なのはほんとお気づきの通りで、ちょっと仕組みを理解できてきた方だと疑問符浮かびまくると思います。
ゲーム内を見ても16に変更、としかないものの実際はさらに行動力が加算されている現象を筆者はどう捉えているかというと。
「平時は0から行動力を加算(wiki用語でクロック)してAP10到達するまで続けるが、アクアチックG存在時のみクロック開始時の基礎値を0から16に変更している」
のではないか、と思っています。
全員16から始まるのでクロックも何もなく、そのままRound1が確定し行動力がそのまま加算。加算後は普通に所持APの多い順から行動している、だと理解しています。あくまで筆者がそうだと捉えているだけで、実際はどうなのか分かりませんが一番納得できる理解の仕方だと思っています。読者さんの考察と似ているようでちょっと違うのでした。
あ、そうか毎ラウンド開始時に行動力分APを加算するというのを失念していました…。
1ラウンド目はクロック処理で1体でもAPが10を超えたらラウンドが始まる
→ いや16になってるからそのまま始まるやん
と思ってましたが、認識が間違っておりました。
ご丁寧にありがとうございます。
因みに記事がためになっているのはガチですね。
特に聖域イベのときの対ブラックナイト編成の記事で、ポップヘッド抜いて時短できた旨を報告させていただきましたが、あれが結構モチベにつながりましたw
狼牙の時はホントに右も左も分からなかったので、主様の記事で少しずつ勉強させていただきました。本当にありがとうございます。
ラウンド開始前のルールも把握しにくいですよねぇ。
自分もwikiを読んで理解を深めた後、実際と照らし合わせて行動力計算して―なりなんなりしてやっと理解できた感じでした。ゲーム内にTipsとかで欲しいです。
ブラックナイトと言えばあの時の読者さんでしたか…!まさかポップヘッド君のデバフの有無が実は遅延でしたとは、組んでいる最中は思いもよらない攻撃モーションの長さでした…。
右も左も分からない頃から、理解を諦めずに戦闘を楽しんでくれてそして当ブログで勉強だなんてとても嬉しく思います。励みになります。
このページのお陰で、今日やっとクリア出来ました!ありがとうございます!
無敵の龍の為→キルケーの水晶→クリアメンバーのレベル上げ→マイティRの育成からで2週間かかりましたが、ホント助かりましたm(*_ _)m
クリアおめでとうございます!
7章いって水晶玉集めて……とは長い旅だったようですのに、よくぞ毎日目標をもって続けてくれました。お見事です。
常設イベント縛りで組んだ甲斐あります。